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アフリカで医療活動をしています!Red Wood Mission

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何年も前に初めてお会いした時に「私はアフリカに骨を埋めたい」とおっしゃっていたDr. M.

それから、コロナ禍の数年を除いて毎年何度もアフリカに足を運び、ブルーリ潰瘍の患者さんを助けたり、いろんな国で医療検診をしたりする姿を見てきました。

キラキラする目で、アフリカでの経験を語ったり、次のプロジェクトを話す姿を見てクラスでは大変多くのことを学ばさせていただいています。

ーなぜ英語を勉強したいんでしょう?

アフリカで医療をしたいと思ったからです。

10年以上前に、先輩がふたりいて

ひとりは日本人の宣教師の方で、医療人ではありませんが医療の手伝いをしている方がいました。

その方は、アメリカの神学校に行かれて宣教師になって、アフガニスタンで学校を建てました。

もうひとりは、日本人の女性医師で、バングラデッシュで医療をされていて、今も活躍されています。

そういう方達の活動を見て、将来第3国で医療活動をしたいと思い、アフリカに行きたいと思いました。

それには英語が必要で、まずTOEFLをやって英語を磨きたいと思いました。

しかし、英語は一人ではできません。

仕事もありますし、そのスキマ時間になかなか集中して効率的に勉強することができません。

それで、英語のトレーナーをずっと探していました。

そんな時に商店街を歩いていて、エスタミネーの看板を見て門を叩いたのです。

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ー元々専門は何科でしょうか?

血液内科ですが、基本分子生物学です。
現在病院では内科をやっています。

大学院に入った時に教授が機会をくれて、アメリカで3年半勉強して日本に帰り血液学で博士号を取りました。

ー10何年か前に素晴らしい方達と出会い、それがアフリカになったのはどういう経緯ですか?

信仰でした。

長崎に引っ越して来る前に熱帯医学研究所に行ったんですが、そこである先生からとてもひどいことを言われました。

心身ともにフラフラになって栃木の家に帰ってバターンと倒れて、もうやめようかと心が折れそうでした。

その時、クリスチャンの方はわかるかもしれませんが、「私の示す地に行きなさい」という言葉が閃きました。

それは、聞こえたんじゃなく、字に出てきたわけでもなく、その言葉がふっと浮かんだんです。

それは、実は聖書の言葉で、聖書のどこかにあったなぁと聖書をめくって探してみると、創世記にあったんです。

確か12章だったかな。

アブラハムは元々メソポタミアにいたんですが、75歳ぐらいで神の言葉を受けてイスラエルの方に移動するんです。

私が洗礼を受けたのはアメリカにいる時でした。

神様が、「私の示す地に行きなさい」というので

私はアフリカに行くことになったんですが、めちゃくちゃいじめられるんですね。

家族からもほぼ離縁。なんでアフリカなんか行くのか、と。

親族とはほとんど関係が薄くなって、こちら長崎に来てもいじめられたんですね。

若い医者だと教えてもらえることでも、僕は教えてもらえない。

それはとてもしんどいことで、普通だったらやめるんですが・・・

栃木の病院にいたんですが、向こうは医者が少ないので止められたんです。

給料も家も保証するから栃木に残れと。

しかし栃木に残らなかった・・・

ーそれから、ケニヤに行かれて、いろんな国に行ったんですね。

韓国に大きな教団があって、医療チームの方がブルーリ潰瘍に関わっていて、

自分もそれに関わるようになった。

そのチームの医者が、アトピー性皮膚炎専門の方で、

ブルーリ潰瘍の治療のためにいろいろ試して何も聞かなかったが、

たまたまアトピーの薬をあげたらブルーリ潰瘍が治った。

抗生剤も初期しか効かない。

400ぐらいの症例を見て、治癒率80%でした。その手伝いをしました。

アフリカで行った国は、述べ20数か国。

普通アフリカに行ったら田舎で医療をやるんですが、コートジボアールでは大きな街でした。

市の中心部で1週間で1万人ぐらいの患者さんが来ました。

アフリカでの活動は、すべてボランティアで自分のお金でやります。

ー過去2年ぐらいマラウイにフォーカスしているのはどういう経緯でしょうか?

2、30年前にアフリカ開発会議TICADというのが発足して、

4年に1回アフリカの全首相を招いてアフリカの開発をテーマにする会議があるのですが、

2019年だったか、横浜でありました。

本会議には入れないのですが、いろんな部会には出席できます。

たまたまある部会に行ったら、マラウイの副大使と話すことができ、

話の流れからマラウイで医療をしないかということになりました。

ーそれで、今マラウイで実際にやろうとしていることは何ですか?

アフリカは周産期死亡率がとても高く、マラウイは10万人のうち349人です。

これは日本の10倍になります。

マラウイの一つの問題は医療機器がないということです。

日本では、10週目ぐらいだと、妊婦は例外なくエコーをしているんですが、

マラウイでは14週まででエコー受診しているのはたったの8%です。

検診に行ってもエコーがない。

そういうわけで、周産期死亡率が349人という数字になるのです。

そこで、その問題の解決のためにマラウイの保健省とともに現在奔走しています。

ーそれでは、Dr. Mの活動を支援するにはどうしたらいいですか?

Red Wood Mission という非営利の活動をやっています。

ホームページは日本語と英語があって、寄付のサイトがありますのでご協力いただけると嬉しいです。

ー5年後、10年後はどんなことをやっていたいですか?

私がやりたいのは、向こうの人が自立した医療活動ができるということです。

日本では、だいたい3年でいろいろやりました、その事業は終わりました、といいうケースが多いんです。

向こうに行ったら、お前はどうせ3年で戻るんだろうと言われました。

マラウイは貧しい国なので、医療関係はほとんど外国の資金に頼っています。

外国の援助に頼らない、そういうシステムを構築したいと思っています。

そのモデルはあって、バングラデッシュのユヌス博士のマイクロクレジットのシステムでは、

低額のお金を借りて、織物などをする人たちが成功して自立していってます。

去年、実際にバングラデッシュに行ってユヌス博士に会い

農村部を視察しその効果を見てきましたが、このソーシャルビジネスはとっても大きくなっていました。

グラミン銀行というのを作り、その中にグラミントラストという

マイクロクレジットを使って事業を援助している部門がありました。

将来的にはそことも組んでやりたいと思っています。

ー最後に英語の必要性についてどう思われますか?

英語は絶対ですね!

ーどのくらいの英語力があれば、そうやって世界を舞台に仕事ができるんでしょう?

日常英語はもちろんですが、外国人と話すと自分が使うボキャブラリーで評価されます

中学生レベルの英語で話したら、向こうもそれで相手してくるので発展できません。

ー結局は母国語力で、日本語で語れないことは英語でも語れない。

おっしゃる通りです。

アフリカで活躍されている日本人にたくさん会いましたが、

その方達は英語やフランス語もとても流暢に話されるんですが、日本語もすごいのです。

英語力もさることながら、日本語力も磨かないといけないですね。

抽象的なことも言葉できちんと述べることができるようになることが重要ですね。

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もう長いこと週に2回1時間ずつ受講していただいているDr. Mですが、

Cristine とは基本ライティングとスピーキング、

私とは、さまざまなことをやってきましたが、ここ1年は

グローバルな問題に関してのパブリックスピーキングの練習や、

世界の旬な医療ニュースの深掘り

アフリカの英語ニュース、特にマラウイのニュースはできるだけ取り入れています。

さらに、リスニングと、最近はスピードリーディングとボキャブラリーのブラッシュアップもやっています。

Dr. M の口から「信仰」という言葉が出ましたが、

レッスンでやった教材にアメリカの前NIHアメリカ国立衛生研究所長が前立腺がんになった時のインタビューで,

”I am a person of faith… 
(私は信仰を持つ人です)

I had to really think about, how do I want to focus my time on giving the most I can to my family, to my friends, to my profession, to my faith…”
(自分の時間を、家族に、友人に、仕事に、信仰に、どのように使うかということを真剣に考えなければならなかったんです)

このくだりになったときに、共感されたようでした。

Dr. Mは行動力があり、毎週一生懸命課題に取り組まれとても実り多いレッスンになっています。

Real change, enduring change, happens one step at a time.”
 — Ruth Bader Ginsburg

「本当の変化、持続する変化は、一歩一歩進んで起こる。」
— ルース・ベイダー・ギンズバーグ(最高裁判事)

 

 


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