さて、英検2級合格が結構すごいとわかった後は、合格へのプランを立てましょう。
割と3ヶ月ぐらい前に駆け込みで来られる方も多いですが、単語からリーディング、リスニング、ライティング、さらにスピーキングまでを3ヶ月で詰め込むことは結構ハードルが高く、相当なコミットメントが必要です。
というわけで、できれば余裕を持って6ヶ月前、1年前には取りかかりましょう。
それでも、「英検2級にXXまでに合格するぞ!」と毎日心で強く意識することが必要です。
最初の3ヶ月に集中すること
【ボキャブラリー / 5000語必要】
1日30語
最初は大変に感じるかもしれないですが、習慣化してしまえば割と楽にできます。
とにかくまずは3ヶ月、そしてその後の3ヶ月も意識して取り組みましょう。
単語力がないと、リーディングもリスニングもライティングもアウト!
早速今日から始めましょう。
【文法/ 高校卒業程度が必要】
特に、動詞が重要です。
時制(日本語と時間のくくり方が違う)、動詞のいろんな形(分詞構文、仮定法、間接話法など)
ディスコースマーカーを駆使できる(although, therefore, on the other hand など)
関係代名詞を駆使できる
【リスニング/ 1日30分音読とシャドウイング】
実は言語習得においてリスニングが最も重要です。
はじめに音ありき。
文字はあくまでも後から便宜上できたもので、
人は古来、文字はなくても音を発する言葉でコミュニケーションをしてきました。
現在世界には7000の言語があると言われていますが、なんとその半数以上が文字を持たない言語です。
日本でも江戸時代の識字率は、男性40〜50&、女性10〜20%で、
なんと100%になったのは第2次世界大戦後、つまり昭和の後期です。
他言語を習得するには、まずその言語の音の体系に馴染み即時に理解するトレーニングが必要です。
アメリカの大学の時にフランス語とスペイン語をそれぞれ2年間勉強したんですが、
教授は、初日教室に入ってから学期の終わりまで一言も英語を発しませんでした。
ラボの時間も入れて週に8時間あったのですが、教室ではその言語のみが使用されるという環境でした。
2年目には、フランス語でサルトルやボーボワール、モンテーニュを読めるという状態にまでなりました。
スペイン語でもガルシア・マルケス、ホルへ・ルイス・ボルヘス、カルロス・カスタネダなども読みました。
私の時代の日本の英語教育の一番の失点は、
言語の学習に音をほとんど使わず、実際に発話させてコミュニケーションする
ということを盛り込まなかったことです。
海外留学すると、24時間英語に囲まれ半年もしないうちに多くのことを理解することができ
日常生活にはほとんど困らなくなります。
それは、つまり圧倒的に聞く量が増えて英語で思考しアウトプットする時間が増えたためです。
海外にいない私たちがそのレベルに達するにはひたすら聴く、
アウトプットするという時間を意識的に取らなければなりません。
人間は、多くの情報を取り入れると自然に脳が情報整理をしてくれます。
勉強し始めの30分と毎日のように音読・シャドウイングをやった3ヶ月後では
同じ30分の密度が違ってきます。
目標達成のために、必ず毎日の習慣に取り入れましょう。
【リーディング / 週に2回は長文を読む】
読んで思考する習慣をつけましょう。
第1パラグラフを読んで、これは何の話かを即座に理解しましょう。
次に第2、3、4パラグラフに進みますが、
その時にこの筆者の話題展開がどうなっているかを意識しましょう。
練習の段階では、長文を一読した後にもう一度最初から読み直すと理解が深まります。
最初の3ヶ月は、とにかく徹底して週に2本しっかり読むことを心がけましょう。
その基礎ができたら、最後の3ヶ月は時間配分を意識して問題を解く練習を何度もやりましょう。
【ライティング / 高得点が狙えます】
エスタミネーでは、生徒さんからライティングで高得点が取れたという報告が後を絶ちません。
英検のライティングは実はフォーマットさえわかれば、
4技能のうち一番高得点が取りやすいところと言えるでしょう。
問題は、たったの2問
要約と意見論述です。
特に要約はパターンが決まっているので
テンプレを使ってさまざまなトピックを練習すると満点が容易に取れます。
意見論述に必要なのは、さまざまなトピックに対する条件反射力と
ディスコースマーカーをうまく使って味のある文章構成を短時間で書くことです。
日頃から、ニュースを見て日本語でも社会事象の言葉に慣れておくことが必要です。
また、アプリやX, インスタグラムなどで発信される英語のニュース関連のものを
毎日数分見る習慣をつけましょう。
最後の3ヶ月で英検に向けた意識ある英語学習の習慣ができたら、
次の3ヶ月は、リーディングとライティングはひたすら時間を意識して練習すること
リスニングは引き続き音読・シャドウイングを少しスピードを上げてやりましょう。
「意識して取り組む」ことで、習熟度が倍速します。
合格したいと思うなら、半年間(たったの半年!)ガチで取り組んでみてください。
もちろん、エスタミネー英語教室がしっかりあなたのサポートをいたします:)