今月初めての試みでTEAPの集中講座をやっています。
昨年のTOEICの大学入試撤退の報道から、当校でも高校生でのTEAP受験者が増えていることから今回の特別講座開講の運びになりました。
TEAPとは上智大学と日本英語検定協会が共同で開発したテストで、「大学で必要とされるアカデミックな場面での英語運用能力(英語資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)をより正確に測定するテストです」(TEAP公式サイトより)高校2年生以上対象で年に3回受験できます。
今までに受講した生徒さんに聞いてみると、ほとんどの子が受験前はスピーキングに不安を持っていました。みんな話せるけれども時間がかかったり、実際の試験官を前にして緊張して本来言えるはずである答えがうまく出てこないかもという焦りがありましたが、蓋を開けてみると全員がスピーキングが一番の高得点になっていました。
当校の受講生は全員が目指したCEFRのB2をクリアし、医学部受験などにも使えるということです。(注:CEFR Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment:外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠)
このB2というレベルは「自立した言語使用者」というレベルで、
「自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる」
とCEFRのサイトでは書いてあります。
これは留学生試験であるIELTSでは5.5~6.5相当でイギリスやオーストラリアの大学進学可能、TOEFLでは73~94(アメリカの4年生大学に進学可能)、GTECでは1190~1349点、英検準1級〜1級ゾーンです。
現在TEAPを入学者選抜に活用している大学も数多くあります。
(参照:http://4skills.jp/selection/index.html)
秋田大、筑波大、千葉大、国際教養大、お茶ノ水大、名古屋大、大阪大、神戸大、岡山大、広島大、長崎大多文化学部、福岡大、西南大、立命館アジア太平洋大、明治大、上智大、学習大、東京女子大、中央大、法政大、青山学院大、早稲田大、立教大、立命館大、その他上記サイトをご参考にしてください。
さて、今日のレッスンは特にグラフのリスニングとライティングに焦点を当てます。
グラフは意外とみんな上手で、ここは高得点をマークできるところなのでしっかりと点が取れるよう指導します。
ライティングはTask A(評論文を読み70語程度に要約)とTask B(2つの図表と2つの英文を読み、それらの論点と自分の意見を200語程度でまとめたエッセイを書く)があります。
要約文は慣れないと手強く感じますが、内容をしっかり把握しないと書けないので、ライティングだけではなく読解力も鍛えられます。また、本文と同じ文章を抜き書きして書くことはできないので同じことを別の表現で言うパラフレーズの練習にもなり、いいトレーニングになります。
☆TEAPの集中講座は定期的にやる予定ですので、ご興味のある方はエスタミネー英語教室のホームページの案内を見てくださいね。