2014年11月14日
今週の新聞やテレビのニュースで出て来た言葉をピックアップしてみました。
まず The Japan Times の11月11日付けのある記事の見出し。
“Foreign wives offer ‘Massan’ criticism and kudos”
NHKの人気朝ドラ「マッサン」に関する
日本在住の日本人男性と結婚した女性の団体AFWI
(Association for Foreign Wives of Japanese)の方の賛否両論。
kudos: a job well done 賞賛
praise and honour received for an achievement
[S]で終わっていますが単数扱いです。従って
He received much kudos for his work.
のように使います。
要するに「よくやったね!」というときに使います。
次によくCNNやBBCニュースでこの数ヶ月出て来た言葉ですが、
今週も登場したsexting
sexting: sex + texting セクスティング
the sending of sexually explicit photos, images, text messages, or e-mails by using a cell phone or other mobile device
これは最近日本でも問題になっていますが、
性的なメッセージや画像を携帯電話やメディアでやり取りする行為ですが、
ニュースでは別れた十代の男性が元カノのヌード写真をSNSを公開したことで
警察に逮捕されたことが報道されました。
そこで討論されたのは、
メディアに一度流れた画像が拡散することを防ぐ術がなく、
sextingをした男性が科される量刑に対し、
その対象になった女性たちは一生その被害を被らなければならない。
州によって法律や罰則は違うが、
どれも女性の被害の重さにマッチしていないということ。
みなさん、気をつけましょう!
そして最後に
in situ: [in saitju]もとの位置、その位置に
situated in the original, natural, or existing place or position
これはきのう、ヨーロッパの彗星探査機ロゼッタが
Comet 67P /Churyumov-Geasimenko という名前の彗星に軟着陸し、
‘… will make the first in-situ analysis of the comet’s composition’
(探査機は彗星がどのようなもので構成されているか
という初の分析を現地で行う)ということです。
地球から5億1千万キロ離れたところでやるこのミッション、
科学者たちのパッションも熱いですね。
このラテン語からきた in-situ とにたような表現は他にもあります。
in vivo: occurring within a living organism 生体内で
in vitro: occurring outside the living organism
in an artificial environment 体外で
in vitro fertilization 体外受精
この’vitro’という言葉。
長崎のみなさんは気づかれたかもしれませんが、
あのポルトガルから伝来した「ビードロ」と同じ語源で
ラテン語の「ガラス」という意味です。