実は私は、英語のパブリックスピーキングのトレーニングを非営利の世界組織に所属して過去10年ぐらいやっています。数年前には、世界大会出場者を決める日本大会の総司会を務めさせていただきました。
シャイ(!?)な私は、子供の時から知らない人や大勢の前で話すのは本当に苦手でした。
しかし、このトレーニングのおかげで、本当に多くのことを学び、なんでもっと早く取り組まなかったのかと思いました。
小学校までエスタミネーで英語を勉強していたお子さんで、東京へ引っ越した後もずっとオンラインでエスタミネーのレッスンを受講されている保護者から、東京の高校入試では英語のプレゼンができることが必要なのでうちの子にもこれからプレゼン指導をしてほしいと頼まれました。
私の目は急にキラキラ!
待ってました!こんなリクエスト!
これまで多くの帰国子女の子供さんたちがエスタミネーで学ばれましたが、皆さん積極的に人前でいろんなことを話したり、自分の意見を言うのが大好きでした。
昨年は春休みにパブリックスピーチのトレーニングを小学生と、高校生対象にやり、プロジェクトベースラーニングの一環で小中学生のプレゼンテーションにも取り組みました。
プレゼンスキルやパブリックスピーキングのメリットはたくさんあります。
以下はその一部:
・Improves communication (コミュニケーション力の向上は、人間関係をよくする秘訣)
・Improvement in academics(自信を持って話せる子供は学力が高いと研究が示している)
・Builds confidence (コミュニケーション力を磨くだけで自信がつき、人生で成功するチャンスが50%上がると言われている。早いうちにこのスキルを身につけよう)
・Leadership quality(人前で話すことでリーダーの資質を培っていく)
・Ability to influence(他者の感情を理解し、問題解決をすることは良いリーダの資質で、他の人に良い影響を与えるインフルエンサーになれる)
・Organization skills(ものごとをまとめる能力や、今後の課題に備える能力を育てる)
・Improves analytical and logical skills(既存の枠組みにとらわれず、想像力を駆使して新しい解決策や方法などを考える力を育て、物事を分析し論理的に考える思考力を培う)
昔の日本の教育は、リーダは少数でその人たちについていくというような「右を向け右」と言われたら何も考えずに言われたようにやるように指導されてきました。
しかし、今や時代は変わり、デジタルテクノロジーの後押しもあり、全ての人がリーダーになり人の後をついていかなくても自信を持って人生を自分流に歩むことができます。
そこで、中高生で英語でプレゼンなどをやってみたい方、どんどん教えます!
まずは、LINEもしくは、estaminet@estazen.com へ:)
Miwako's EYE
先日英検準1級に挑戦しているある生徒さんから、前回英検のS-CBT(オンラインテスト)を受けた時に、アティチュードの点が3点満点中1点引かれていたけれど、理由がわからないと言われました。
対面試験であれば、アイコンタクトや話そうという姿勢がはっきり見えるなどありそうですが、オンライン試験では生徒さんが見えませんので全く音声だけの判断になります。
調べてみましたが、アティチュードの採点基準は英検オフィシャルサイトでは見つけることができませんでした。
私がオンラインの試験官だったら、以下をチェックします。
・質問されたことにきちんと答えているか
・長い間がないか
・一生懸命意思疎通を試みているか
・きちんとした発音とイントネーションか
・Ah などの無意味な音が多く入っていないか
多くの生徒さんは初めてオンライン英検を受験したときに、最初にスピーキングがあってびっくりして緊張したと聞きます。
コンピューターに向かって話すので戸惑うこともあるかと思いますが、備えあれば憂いなしといいます。
リーディングやリスニングの練習に加えて、スピーキングも何度も何度も声に出して練習してリハーサルをしておきましょう。
また、英語は強弱をつけないと英語として認識されません。
一本調子にならないよう明るい声で話し、ちょっと大袈裟と思うくらいイントネーションをはっきり示しましょう。
Victory loves preparation!
何度も何度も練習したら絶対大丈夫だよ〜:)
Miwako's EYE
またまた昔の生徒さんが寄ってくれました。
もうご両親は長崎にいないのにわざわざ来てくれて本当に嬉しかったです:)
それにさらに嬉しいことに会話はず~っと英語のみ!
Yちゃんは、京都の立命館大学在学中にメキシコへ1年留学しました。私は、当時昔の生徒さんに会うため世界1周北半球南半球9カ国を回っている時にメキシコのグワダラハラ市に行って彼女に会ってきましたが、その時も目を輝かせていろんな思いを聞かせてもらいました。
今回はGraz というオーストリア第2の都市で過去数ヶ月仕事で行っていて帰ってきたところでした。
Graz では、隣国のスロベニアから仕事に通ってきている人もいるそうで、ヨーロッパの陸続き事情の現実も知りました。
またまた目を輝かせて語ってくれたのは、この町がとても美しく素晴らしいところで本当にいい経験をたくさんしたということでした。
特に、動物と人との関わり方に大感動!レストラン、カフェなど犬はどこでも入れるドッグフレンドリーであることには本当に驚いたそうです。そういえば、大学時代にYちゃんは確か犬のボランティアの仕事を大阪でしていたような記憶があります。
また職場では、インターナショナルな人たちと毎日英語で話し、その環境もとっても良かったそうです。できれば将来的にあのような職場で働けたらと今は、ドイツ語もビジネスレベルにまで持っていきたいと勉強中です。
話の流れで、melange というYちゃんがオーストリアのカフェでよく飲んでいたコーヒーの話になりました。これはカプチーノに似ているものだそうです。調べてみると、オーストリアでは17世紀ぐらいからコーヒーショップがあってコーヒーを飲む文化があったようです。ちなみにカプチーノの語源は、フランシスコ会のカプチン僧侶の服装が黒衣に白のフードを上にかぶるところからきたようです。
さらに、Viennoiserie (ビエノワズリー)というウイーン風のべイストリーに話が及び(大好きなトピックでLuc がだんだん燃えてきました)、みなさんお馴染みのクロワッサンは、もともとフランスではなく、オーストリアのウイーンから来たもののようです。
1839年にオーストリア人が、パリにウイーン風のペイストリーショップを開き、そこで人気を博したキプフェルという三日月型をしたペイストリーにフランス語のそれを表すクロワッサンと名が付いたそうです。
本当に新しいところに行くといろいろ発見があったり、自分の中の何かが触発されて自分の人生の次の指標や本当に自分が求めていたものに気づいたりします。
いつも書いていることですが、生徒さんの「その後」を共有できることは本当に喜びです。
行動することは、学ぶこと、発見すること、気づくこと。
そして英語とスペイン語を知っていると世界の歩き方も変わります。
それに、ドイツ語が入るとまたまた違う世界が見えてくることでしょう。
3つの異なる文化圏で生活をしたYちゃん。3つの異なる視点で世界の人々や文化を見て、自分の将来の居場所、というかどんな人生を本当は求めていたのかが段々見えてきたことと思います。
I can’t wait to see you again for the next catch-up!
Possibly somewhere in Europe?
次に会うのが本当に楽しみです!
次回はヨーロッパで会いましょう〜!
(下の写真は、10年前の高校生お別れ会。私の前にいる緑を着ているのがYちゃんです。全く変わっていないね)
クリスマスの翌日から、1日2.5時間 X 4日 合計10時間、自分が強化したい分野に特化して英検の集中講座を行いました。
今回は、英検2級のリーディングと英検準1級のリスニングに取り組みました。
英検2級レベルになると、リーディングも一気に社会問題などのレベルが大人の世界になります。半分以上が中学生の参加者でしたが、みんな頑張りましたね。
みんなに共通している問題は、やはり単語力です。
英検2級にはおよそ5000語が必要と言われており、また熟語や話の展開をつかむディスコースマーカーも相当数マスターする必要があります。
2級のリーディング問題のうち何と20問が単語や文法関連、ディスコースマーカーなどの穴埋めなので、とにかく時間をかけてひたすらマスターする必要があります。
さらに、中学生では習わない仮定法などの文法事項もあるので、10時間は長いようで、やはりとても時間が足りませんでした。
比較的みんなしっかりできた感があったのは第3問AのEメール問題と第2問の長文穴埋め問題。
これは試験でもしっかり取れる自信がつきました。
これまでエスタミネーの生徒さんは英検2級は最終的にみなさん合格されたので、とにかく地道に単語力アップをして試験に臨んでほしいと思います。
長与校で受講したみんなは超ラッキー!
Luc先生が焼きたてワッフルを差し入れてくれました。
激トレの合間のホッと一息タイムに最高でした!
もうひとつの分野別トレーニングは英検準1級のリスニングでした。
今回は偶然みなさん高校1年生で、結構レベルの高い生徒さんたちでした。
とにかく大変なのは、リスニングのPart 2。
歴史物や社会事象などが多く、固有名詞が頻繁に出てきて惑わされます。
1問は時間にしてたった1分ちょっとの内容ですが、馴染みのないストーリーの細かい内容展開をつかむのは結構大変です。
1日に20分英語ニュースなりドキュメンタリー、ドラマなどをみる癖をつけると半年もすれば劇的にリスニング力はアップします。何とかみんなに毎日意識して取り組んでほしいと思っています。
英検準1級に関しては、1度で合格された生徒さんもいますが、たいていは2〜3回は受験が普通で6〜7回受験という方も複数います。
大学入試に大変有効ですし、また英検準1級対策を真剣にやることで語彙力は当然アップするので共通テストや難関大学対策にもなります。
今回受講されたみなさん、本当に毎日真剣に頑張ってくれてありがとうございました!
これを機会に自分の得意分野はさらに力を伸ばし、もっとトレーニングが必要だと思うところは日々頑張って取り組んで2023年目標の級に晴れ晴れと合格してくれたらと思います。
Happy New Year everyone!