この半年TOEICに取り組んできた高3のMちゃん。先月5月のTOEICの結果を今日にっこり報告してくれました。平和活動をしている彼女は韓国やフィリピンで高校生と平和交流はしてきましたが、外国で生活したことはありません。そんな高校生が半年でほぼ目的を達成。彼女の目標は780点ですが、私はこの調子でいくと800点は絶対に可能だと思っています。
毎回真剣にレッスンに取り組み、だんだん彼女の言語センスが磨かれて、カンが良くなってきていることを感じています。長く速いスピードの文章をしっかりディクテーションできますし、難しいPart 7も正答率が上がってきています。あとはスピードをもう少しあげることができれば、簡単にリーディングセクションで100点は上げることができると思います。リスニングは最初から悪くはなかったのであまり力をいれていませんでしたが、あとPart 3とPart 4をしっかりやれば、あと50点リスニングの点数をあげるのもそう難しくないと思います。
Mちゃん、もう少しで、目標達成です。二人三脚でしっかりやりましょう!
Miwako's EYE
2年前オランダのライデン大学病院を訪れたとき、昼食を食べようとカフェテリアに行きました。オランダのおいしいチーズやハムが入ったサンドイッチやサラダなどをとってキャッシャーに行くとなんと現金は扱えないと言います。「それじゃ、このクレジットカードで」とお願いするとそれもダメ。「え〜。じゃあなんで払うんですか?」ローカルの銀行のデビットカードのみ使えるということで、一瞬真っ青。幸い夫がベルギーの銀行のカードを持っていたのでことなきを得ましたが、私一人だったらおいしそうなサンドイッチを棚にもどさなければならないところでした。
つい最近神戸の中国人の知り合いが香港へ行ったら、全くのキャッシュレスで、すべて携帯で支払うということを聞いてやはり世界はその方向へ行っているんだと思いました。また先週東京であった知人は初めてBitcoinでショッピングをしたらクレジットカードで買い物するより簡単で、携帯でスキャンするだけと教えてくれました。
そして自分のことを考えるとどれだけキャッシュを使っているかと考えたら、やはり意外と少ない。道の駅の野菜とかコンビニぐらいであとはクレジットカード。半年以上前にCNNでキャッシュレス社会の特集をしていて、そのときはスウェーデンがトップをいっているという話で、ある男性が番組の中で「もう3年以上現金を見ていない。」というのにびっくり。以下ちょっと古いですが半年前の the Guardianの記事より。
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“I don’t use cash any more, for anything,” said Louse Henriksson, 26, a teaching assistant. “You just don’t need it. Shops don’t want it; lots of banks don’t even have it. Even for a candy bar or a paper, you use a card or phone.”
「私はもうキャッシュは使ってませんね。」26歳のティーチング助手Louse Henriksson。「必要ないんですよ、お店でも歓迎されませんしね。銀行も現金を持ってないんです。キャンディや新聞にもカードか携帯なんです。」
Swedish buses have not taken cash for years. It is impossible to buy a ticket on the Stockholm metro with cash, retailers are legally entitled to refuse coins and notes, and street vendors – and even churches – increasingly prefer card or phone payments.
スエーデンのバスはもう何年も現金を受け付けていないのです。ストックホルムの地下鉄で現金でチケットを購入することはできません。小売店は法的にお札や小銭を拒否できるのです。通りの屋台なども、さらに教会でも、カードか携帯の支払いになってきています。
According to central bank the Riksbank, cash transactions made up barely 2% of the value of all payments made in Sweden last year – a figure some see dropping to 0.5% by 2020. In shops, cash is now used for barely 20% of transactions, half the number five years ago, and way below the global average of 75%.
スエーデン国立銀行のRiksbankによると、昨年スエーデンの現金売買はたったの2%ーある筋によると2020年までには0.5%にまで下がるーでした。店舗での現金売買は20%で、5年前の半分で、世界水準は75%。
And astonishingly, about 900 of Sweden’s 1,600 bank branches no longer keep cash on hand or take cash deposits – and many, especially in rural areas, no longer have ATMs. Circulation of Swedish krona has fallen from around 106bn in 2009 to 80bn last year.
さらに驚くのは、スエーデンの1600ある銀行のうち900行には現金がなく、また現金の貯金も受け付けていないということ。その多くが、特に地方では、ATMがないのです。2009年に1060億出回っていたクローネが昨年は800億 に落ち込みました。
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日曜日に英検準1級を受けた生徒さんが英文エッセイのトピックが「キャッシュレス社会をどう思うか」ということだったと聞き、 インターネットでのビジネスがますます活況を見る昨今、このelectronic transaction がますます日常になる時代が到来したと実感しています。銀行も店舗がなくなる日が近いかもしれません。
Miwako's EYE
過去数カ月、長崎市の南の方から遠路はるばるレッスンにやって来てくださったKさん。LeighからはSpeakingとWritingの指導を、私からはListeningとReadingの指導を受けました。
ご本人の希望はIELTSで良い結果を出し7月に行く予定にしているNew Zealandの子供達のプログラムに指導者として参加することでした。
私生活でも大変なことがあったようでしたが、無事先日福岡でのテストを終えられ、Speakingでは思った以上の高得点を得ることができ、またListeningも前回よりは良かったそうです。WritingとReadingはもう少し得点が欲しかったようですが、それでも大満足の結果で笑顔満面でたくさんお土産を持ってご報告にいらっしゃいました。
Kさん、本当に努力のかいがありましたね〜。これからのご活躍をますますお祈りしています❤️
http://edition.cnn.com/videos/tv/2017/05/26/exp-gps-0528-greene-dark-matter.cnn
アメリカの理論物理学者Brian Greene. この人の超弦理論をかつて物理好きの高校生とのクラスの教材としてやったことがありますが、彼のパワー本当に好きです。超弦宇宙論など物理のことには不案内な私でもこんなにパッションを持って話す人を見るとつい話に引き込まれていきます。
偶然きのう見たCNNのFareed Zakaria(この人の番組は好き!)に彼が登場し、「ブラックホールの研究のことから、だから科学っておもしろいんだ」と彼が熱弁を振るいました。夢中になるものがあるって素晴らしい。それが自分の持っている世界と違っていても、感動をもらえる。
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・・・so when we observe galaxies we find that they’re spinning around at such a rate that stars on the edge should be flung outwards. Sort of like water droplets on a bicycle wheel that’s spinning fast, the water that’s getting flung out, but the stars aren’t getting flung out. Something must be holding them in. We don’t see anything that can do that, but we know gravity has the power to hold things together. So we imagine that maybe there’s some matter out there that we don’t see; dark matter. That’s why we don’t see it.It doesn’t give off light. That matter is exerting a gravitational pull holding those stars together in these spinning galaxies and when we make that hypothesis, it explains observations so spectacularly well that we begin to gain confidence that maybe the stuff that we haven’t yet seen, I mean, we haven’t yet touched or smelled yet, maybe it’s real. So we build big detectors and we try to capture one of the dark matter particles. We haven’t succeeded yet, but I think that we will. So this is a beautiful example of how observations drive rational thinking to explain the facts and ultimately verify it through observation and experiment that can be replicated.
This what science is and that is what can get your heart pounding when you realise that the human intellect can figure out things about the universe that you wouldn’t expect based on casual observation.
銀河を観察してみるととってもすごいスピードで回っているので、端っこの星は外に投げ出されるはずなんだ。ちょうど自転車についた水が回転が速いと外に飛び散るようにね。でも銀河の端っこの星は銀河の外に投げ出されない。何かがそれを引っ張っているんだ。それは見えないけれど、重力ってものがものを引っ張るってことはわかっている。だから何か目に見えないものがあると想像するんだ。つまりそれがダークマターなんだ。だから見えないんだ。光を出していないからね。その引力がクルクル回っている銀河の中の星をひっぱっているんだ。そういう仮説を立てると観察が非常にうまく説明され、まだ見ていないもの、まだ触っても匂いを嗅いでもいないものがあって、それが現実かもしれないという確信を持ち始めるんだ。だから我々は大きな探査機を作りそのダークマターのひとかけらでも掴まえようとするんだ。まだ成功はしていないけれど、いずれはうまくいくだろう。これは観察が理にかなった考えを推し進め事実を説明し、最終的に反復可能な観察や実験を通してそれを証明することができるという素晴らしい例なんです。
それが科学なんです。人間の知性が、思いもよらなかった宇宙に関してのものごとを普段の観察から理解できるということに気づいたとき、こういうことが心を踊らせることなんです。
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高校時代にエスタミネーに通っていて、2年前に中米コスタリカの国連平和大学院に在学中に私が会いに行ったMayaちゃんが長崎に帰省中です。相変わらず思慮深くパワフルでした!二人の会話はフツーに95%英語。相変わらずの流暢さでした。
Maya, my student when she was a high school student, is back in Nagasaki now. I went to see her in Costa Rica two years ago when she was studying at University for Peace mandated by UN. I was quite impressed with all the students I met there. Maya is still very energetic and thinking about lots of world issues. We spoke mostly in English and yes, she was amazing!
次なる目標は国連平和大学院にスタッフとして戻りアジア関係を中心にいろんなプログラムを作成するそうです。コスタリカに戻る前に、フィリピンやカンボジア、インドネシアなどを回り一旦日本にもどり彼の地へ向かうということです。
Her next stage of life is going back to her old university in Costa Rica as a faculty member to help create programs for Asian related issues. She will go to the Philippines, Cambodia, and Indonesia and comes back to Japan once before going there.
自分が社会に何ができるかということを常に考えて自分の能力をフルに使って現状を改革し、次なる改革の道筋を作って行くという仕事素晴らしいですね。
She has always been thinking about what she can contribute to the society. It is a fantastic job for her to utilise all what she has to improve the current social situations and construct the paths for the next stages.
彼女が友人たちと作成した本をプレゼントしてもらいましたが、難民の子供がどこへ行っても受け入れられない実態を子供の目から書かれていて、諸国が快く難民受け入れをしていない事実が突き刺さります。かつては長崎にもベトナム難民などを受け入れる施設がありました。難民問題は遠くでおこっていることですが、私たちが草の根でできることが必ずあるはずです。
She gave me a book she made with her friends. The book is about a boy who was separated from his family due to the war. Wherever he goes, he was not welcomed. It is heartbreaking to think about the future of this boy. There used to be a refugee camp in Nagasaki. Refugee issues seem something happening far away from us, but there must be something we can do to help those people.
次に彼女に会えるのが楽しみです