Miwako's EYE
今年は昨年の倍ぐらい中高生を教えていますが、中高生って本当にかわいい!
中学生のレッスンではよく英語の歌を歌います。
意味はわからなくともまずは英語に馴染むという意味で歌っているんですが、先日ある中1生のクラスで何かの話からWe Are the Wrold という1985年に流行ったアフリカの飢餓と貧困を救おうとアメリカの有名なミュージシャンたちが作った歌の話になり、その動画を見ていたらびっくり!
なんと、その13歳になったばかりの子が出演して歌っている歌手45人のほぼ全員の名前を言うことができたんです!
私はこの歌が流行った当時アメリカに住んでいたんですが、全員の名前を言うことはできませんでした。
それで、その子に”Amazing! How do you know all those names?(すごいね。どうしてみんなの名前を知ってるの)” と聞くと、”My father likes pop music and he often listens at home.(お父さんが洋楽が好きでよく家で聞いているから)
と言う答え。
その子のお父さんもこの曲が流行った時にはまだ子供だったはずですが、この生徒さんは本当に80年代、90年代の音楽をよく知っていて、曲を知っているだけでなく、ミュージシャンのことをよく知っています。
またお母さんはクラシックピアノが上手だそうで、家に音楽が溢れている家庭のようです。
彼とのクラスは、Miwako先生の自由にお願いしますという親御さんのリクエストで、音楽から話が弾んだらその流れで話が次々と発展したり、ローマ帝国の繁栄と滅亡など彼が好きな歴史の話をテーマにリスニングトレーニングをしたり、英語のパブリックスピーチをしたり、時の話題のノーベル賞の話をしたり、有名人のスピーチを暗唱して発表したりと毎回盛りだくさんです。
小学校の時にすでに英検準2級に合格しているので、基本どのテーマでも英語で会話することができるんですが、兄弟が複数いる家族で親御さんもいろんなことに興味があるらしく家庭ではいろんな会話がなされているようです。
本人も好奇心が旺盛なので、どんどん耳知識でいろんなことを吸収しています。
私も兄弟が多い家族で育ったんですが、この耳知識って本当にありがたかったなと思っています。
それぞれのきょうだいが学校であったあれこれをいろいろ語るのを聞くのが楽しかったです。
父も火力発電所の建設に国内のいろんなところや海外へ行っていたので、父が家に帰ってくるたびに持ってきてくれたさまざまな土地のお土産から私の地理への興味は始まったのかもしれません。
家でいろんなことが話せる環境って大事ですね。
それは、親にとっても子供にとっても思っている以上にとても貴重な時間です。
そして親の好奇心が子供にも影響するので、親御さんも自分の好きなことを存分に楽しんで子供さんと共有したら子供さんの世界観が広がること間違いなしです:)
久しぶりにみなさんもこの曲を聞いてみて下さい。
今また不穏な世の中、
We Are the World – USA Africa