A Visit to Historical Dejima 出島を訪ねて
2012年5月2日
Miwako's EYE
Miwako's EYE
今日は知人の引き合わせで長崎出島の館長さんと2時間ほどお話をしました。
以前2000年に「長崎水の波紋展」があった際に、路上でinstallation artをする海外からのアーティストたちの通訳を頼まれました。そのときフランス人のアーティストがこの出島で石の造形を展示し、じっくりと見て回った記憶があります。それ以外にも現在制作に関わっている学術書の「内田九一」関連の仕事でも訪れました。
今回はこの出島の復興のために日々裏で活躍している皆さんが働いておられる「神学校」だった建物の2階におじゃまし、館長さんやその右腕の方と現在の出島の役割や今後の計画などを伺い、みなさんの日蘭、および国際的な交流の場としての出島をもり立てようという気概を感じこちらも熱くなってきました。
とっても狭くて急な階段。
2階の通路。海風の影響で傷みが早いとか。鎖国時代は海が目の前だったので、
傷みはもっと早かっただろうナ。
侍がひとり!
館長さんがポイントポイントを案内し、丁寧に説明してくださいました。
かつての内外クラブメンバーの名前が書いてあるプレート。
上のプレートの拡大図。
この方はアメリカ、ニューヨーク州のブロンクスから来たんですね。
出島にカフェがあるとは知りませんでした。次回はここでゆっくりお茶したいね。
オランダのすごろく
2016年までにこのブルーシートのところを発掘し、
6棟の建物が復元される予定だそうです。
現在の入り口は電車通り側ですが、あの入り口は江戸時代は海に面していたので船からの積み荷を上げることに使われていたそうです。ゆくゆくは、江戸時代のようにこの正門から橋を渡って「出島」に入るようにする予定だそうです。当時の出島に入って行く人の気持ちが少しはわかるかも・・・
貴重な時間を私たちのために割いていろんなところを案内してくれた館長さん。本当にありがとうございます。市民のみなさんのためになる講座を提供することができたらと思っていますので、Thank you very much and see you soon!