Miwako's EYE
以前テレビ番組に贈られるEmmy賞のことを書きましたが、それの音楽賞にあたるのがGrammy Award(グラミー賞)です。
wikiによると、
A Grammy Award (originally called Gramophone Award) — or Grammy — is an accolade by the National Academy of Recording Arts and Sciences of the United States to recognize outstanding achievement in the music industry.
グラミー賞とは(もともとグラモフォン賞と呼ばれていた)ーあるいはグラミーー音楽業界における秀でた業績を認識賞賛するアメリカのナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスによる賞である。
Record of the Year(最優秀レコード賞)はLady AntebellumのNeed You Now
Album of the Year(最優秀アルバム賞)はArcade FireのThe Suburbs
Song of the Year(最優秀楽曲賞)はLady AntebellumのNeed You Now
Best New Artist(最優秀新人アーティスト賞)はEsperanza Spaulding
Best Female Pop Vocal Performance(最優秀女性ポップヴォーカル)はLady Gaga
Best Male Pop Vocal Performance(最優秀男性ポップヴォーカル)はBruno Mars
とリストは続くのですが、なんと全部で80以上のカテゴリーがありました(wikiには110部門あるとありましたが、今年のGrammyのサイトには110ありませんでした)。
Namiちゃんが日本のB’zの人が賞を取ったと言っていました。B’zは私が日本にいない時に大活躍したようで、私は彼らの曲をひとつも知らないのですが、Larry Carltonとコラボしてすばらしい演奏をしているようです。
しかし私の注目はBest New ArtistのEsperanza Spalding(写真中央)。 1984年生まれの26歳で、jazz artistでこの新人賞を受賞は大変珍しいことです(あのJustin Bieberを破って受賞。Bieberファンは怒りまくり彼女のwikiサイトに中傷の文章を書くというひどい事になったようです。彼女とJustin Bieberを比べること自体難しいことです。She is totally in a different leagueという感じです。)。2009年のObama大統領のノーベル賞授賞式でも演奏したこの逸材。母親はウエールズ、ヒスパニック、アメリカンインディアンの血が入っており父親は黒人ですが、シングルマザーに育てられます。16歳でGED(高校卒業資格試験)をパスし音楽特待生としてPortland State Universityへ入学。そこのベースの教師の勧めでBostonのBerklee School of Musicのオーディションを受け、見事全額奨学金を受けることができる特待生になります。しかしお金がなく生活に疲れた彼女は音楽をあきらめ政治学へ転向しようとしますが、Pat Methenyが「君にはX Factorがあるから今音楽をやめるべきではない」と励ましました。Berkleeを卒業したその年に学校創立以来最も若い教授のひとりとして、若干20歳で教鞭をとることになります。
先週Grammy受賞直後、東京のBlue Note Tokyoで演奏。If I had known, …という感じです。一週間ずれていたら絶対に彼女のライブを見に行っていたでしょう(I’m so sad…)。
You Tubeの彼女のライブです。 Enjoy!!