先日Forbes Japan のこんな見出しが目に入りました。
今年も受験生をたくさん教えているので興味深く読んでみました。
ちゃんと仕事してきたけど他の人が先に昇進していく・・・
一生懸命頑張ったけど誰もそれ認識してくれない・・・
使われたアイディアは私のものだったけど評価されなかった・・・
勤勉であることが良い人生を送る上での鍵だと言われてきたがけれども、今日の世界ではそれはむなしい言葉でもあります。
このようなギャップを世界のネットワーク理論の第一人者のノースウエスタン大学のラズロ・バルバシ物理学教授が、
パフォーマンスと成功との関連性を、データとネットワークの観点から徹底的な科学をベースに解き明かしました。
The Formula ザ・フォーミュラ (直訳すると(成功の)方程式):
成功とは本当は何なのか?
The Formula で、パフォーマンスと認識の関連性においてコミュニティでの評価の絶対的な重要性を強調しています。
ビッグデータとケーススタディを活用して、誰が実際は成功しそれはなぜか、という暗黙のルールを明らかにし、このルールをつかさどる十二の法則とそれをどのように有効活用することができるのかを述べています。
それで表題の『東大落第と東大卒、「将来の成功率」は同じ?』ですが、
「(アイビーリーグの大学に落ちた学生の) SATの点数やGPAなど、その学生のあらゆるパフォーマンス基準を調べていたところ、卒業10年後の年収を決める重要な要素は、その学生が通った大学の名前ではなかった。長期にわたる成功を決める唯一の要因は卒業後の年収はほぼ同等だという研究結果が引用、たとえ合格しなかったにしろ、その生徒が出願した最難関大学にあった」
この記事を書いた高以良潤子氏によると、
「日本に置き換えるとさしづめ、「東大に落ちた生徒で、受験時の成績が東大に受かった生徒と同じレベルにあった場合は、人生において、東大を卒業した人の成功に何ら劣らない成功を収められる」となるのだろうか。
東大卒、というブランド力のあるなしに関わらず、努力して身につけた実力(=パフォーマンス)そのものが価値となる」
ということです。
つまり、受験生諸君、結果がどうであれ長期にわたる成功は、ブランド力ではなく「努力して身につけた実力(パフォーマンス)だとネットワーク科学が膨大なデータをもとに証明しているので、この受験勉強を通して培った実力、そしてこれから身につけるであろうパフォーマンス力があなたの人生を心底豊かにすることは間違いないようです:)