Miwako's EYE
先日あるクラスでやった広島大学の過去問に次の研究結果が書いてありました。
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Participants who said they walked briskly had longer life expectancies than others regardless of their BMI at 87.7 to 87.8 for women and 85.2 to 86.8 years for men.
きびきびと歩くと言った被験者は、BMI値(肥満指数)に関係なく平均寿命が長く、女性では87.7〜87.8歳で男性では85.2から86.8歳であった。
Meanwhile those who walked slowly had shorter life expectancies, particularly those who said they moved slowly and had a BMI of less than 20, even though this was in the healthy range.
一方でゆっくり歩く人は、特に動きが遅くBMIが20以下の人たちは健康な範囲にあっても寿命が短かかった。
Women in this range had an average life expectancy of 72.4 years, dropping to 64.8 years for men.
この範囲にある女性は平均寿命が72.4歳で、男性においては64.8歳にまで落ち込んでいる。
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ということは、痩せていても動きが緩慢な人は寿命が短くなる可能性が高く、ちょっと太りめの人でも動作がきびきびとしていて、速く歩くと寿命が長くなるという示唆に富んだ調査結果でした。
以前スイミングプールに通っていた時、泳いだ後に、ただ漫然と水の中を何往復か歩いていました。
あるとき反対側から私より年配の女性が歩いてきたのですが、歩くたびに両手を大きく振り本当に水の中をきびきびと躍動感高く歩いていてびっくりしたことがあります。
同じ「水の中を歩く」という行為がこんなに違うのかと反省し感心したものです。
私たちは毎日何度も歩きます。
心がけて動作をきびきびとして、さっさと歩く癖をつけたらちょっと長生きできるかもといういいヒントになった教材でした:)