日本ではあまり知られていないかもしれませんが、昨日はアメリカのジョージア州で先月あった中間選挙で決着がつかなかった選挙の決選投票がありました。
ちなみに中間選挙は英語で、midterm election と言います。大統領の任期が4年であるため、その真ん中にやるので中間選挙といいます。
そして決選投票は、runoff election といいます。run off つまり「流出する」という意味です。
候補者は、バプティストの牧師で現職のRaphael Warnock と元プロのアメフト選手でさまざまな女性問題を起こしていたり、平気で嘘を言うWalker氏です。
この1ヶ月、連日アメリカのトークショーのDaily ShowやThe Late Show、Jimmy Kimmel Live!などでこのトピックの話題が出ていました。
共和党はどうしてもあと一席を取りたいのでトランプ氏と共和党がWalker氏を強く推していましたが、彼の壇上の話は稚拙で全く意味がわからず、国の議会にジョージア州の代表として送り出すのにはあまりにも悲惨な候補者でした。
Warnock 氏が結局のところ勝利して嬉しいですが、それも僅差でした。私にはそれでも48%のジョージアの人がなぜ彼に投票したかがさっぱりわかりませんが、やはり党の力というのはすごいということはわかりました。
今日は、そのWarnock 氏の勝利スピーチで出てきた言葉をみなさんとシェアしたいと思います。
というのも、最近生徒さんたちを教えていて投票の話がよく教材に出てくるからです。
*****
A vote is a kind of prayer for the kind of world we desire for ourselves and for our children, and I think our prayers are stronger when we pray together.
一票とは、私たち、そして私たちの子どもたちのために願っている世界のためのある種の祈りでる。我々の祈りは一緒に祈るときさらに強くなります。
*****
奇しくも今日は日本が真珠湾攻撃をして、アメリカが第2次世界大戦に参戦した日です。
投票は将来の日本の子供達ための祈りです。