Congratulations!
Sちゃんは、立命館大学国際関係学部に合格。来月から京都です:)
国際関係に行こうかなと思ったのは、いつ頃でしょう?
「中学の頃から英語が好きで、日本の中ではなく、世界の中で人の役に立つことをしたいという気持ちがありました。
幼稚園の時に、お母さんが英語やりたい?て聞いて私が”やりたい!”と言ったそうです」
お母さんに大感謝ですね。
高2の時に準1級をとっていたけど、そのほかに大学受験はどんな準びをしたの?
「学校の試験をコツコツ頑張りました」
立命館の一般入試はどんな試験でした?
「私は、共通テストだけ、一般全学部、学部個別、そしてIRという英検の準1級に受かっている人しか受けられないという4つの試験を受けました。共通テストは本当に頑張りました」
「一般試験は、リスニングもライティングもなく、マーク式でしたが、単語をたくさん知っていないとできないという難度が高いものでした」
おすすめの単語の本は?
「ちょっとマイナーなんですけど、LEAPという本を使っていましたが、実際この本がいいというのはあまりない気がします。同じ単語帳をどれだけ繰り返してやれるかというのが一番だいじかなと思います」
私も同感です。一冊を使い倒すということだよね。
これから受験する人へのアドバイスは?
「早く受験対策を始めることに越したことはないけど、単語は一番手っ取り早く取り組めると思います。やる気があってもなくても単語だったらくり返しやっていたら、意外とこの間覚えられなかったのに、覚えてるって感じで達成感が得られるからそこから入っていけばいいし、読解は本当に慣れだと思います。量をこなす、そして’楽しむ’ だと思います」
Good point!
「読解をずっとやっていると、なんか文字恐怖症みたいになって英文が全然入ってこないこともあるんですけど、そうなったらちょっと好きなトピックの英文を読んでみるとか、読み方を変えてみるとか・・・」
え? 読み方を変える?
「実際に私が今年の共通テストの英語で、学校の先生が ’スラッシュを入れて読むな’ とずっと言っていたんです。でも、本番中になんか頭の中に全然入ってこなくて、スラッシュを入れたら、めっちゃ読むの早くなって頭に入ってきて、全問解いても15分ぐらい時間が余ったんです」
Wow! すごい!
みんなから今年の共通テストの英語は難化していたと聞いていたのでびっくりした私。素晴らしいね!
「そういう先生の言うことを聞くのも大事なこともあるけど、自分なりに臨機応変にやるのもいい。リスニングとかは、英検のみなし特点を使えたので、ほとんどやりませんでした」
大学生になってやりたいと思うことを教えて。
「受験勉強ばっかりやっていてスピーキング力が本当に落ちたので、またスピーキングを頑張りたい」
エスタミネーのオンラインのカジュアルカンバセーションのクラスを今週体験する予定です。
留学は考えている?
「考えています。今のところはフィンランドに行きたいと思っています」
Why?
「フィンランドの教育について学びたくて(私と一緒に2年前に、フィンランドの教育についてビデオを見てそれについて英語で語るのを私がビデオに取ると言うプロジェクトをやりました)。今まで日本で義務教育を受けてきたわけですが、何か引っかかる気持ちがあって(高校の時の私みたい・・・)。
教育だけじゃなくて、仕事もなんですけど、日本人の仕事は効率が悪いし、教育もなんか詰め込みを重視している感じで、変わってきているとは思うんですけど、これが正しいという日本人が昔から持っている価値観があって、そういう根本的なところを変えていかないと、日本人が遅れをとってしまう・・・。
フィンランドは、授業時間も少なくて、宿題もほとんどないけど、世界の教育レベルはトップクラスで良い成果をあげています」
それは、目から鱗だよね。
ぜひぜひその思いを大切に勉学に励んで、将来の日本をよくしてほしいですね!
ヘルシンキでお茶しよう!
「はい」
Sちゃんの頑張りを知っているだけに、合格の知らせを受けて本当に嬉しく思いました。
フィンランドの教育に限らず、彼女とのレッスンでは幅広いの社会問題を勉強しました。高校生にも関わらずネットを駆使しての情報集めも得意でした。いつも全力で走ってきたSちゃん。次のステージでも目を輝かせて大きく飛躍してくれると思います。関西に行く機会も多いので、ヘルシンキの前に京都でお茶をしそうです。次に何を語ってくれるか楽しみです。
ちなみに、フィンランドでは、小学校の先生でも教師は皆最低修士号を持っていなくてはならず、先生は医師や弁護士と同じようにプロとして尊敬されています。
また、子供たちは試験がありますが、その結果は一般に公開されず、どの学校が良いとか悪いとかの評価に使うのではなく、教師たちが、自分たちの教育の反省や改良に使うと言うのもありました。
教師になるのも難関で、この仕事がダメだったから教師になるか、などということはまずあり得ないそうです。
また、親にしてみればどの学校に入れようか、なども考える必要がなく、全ての教師、学校が最善の教育をしていると信頼しているので、どの学校に入れても安心ということです。
国が実り多い教育システムを機能させるために、まず最初に素晴らしい教師育成に投資することは本当に賢い選択です。
社会は教師を尊敬し、親も教師を尊敬し、先生に疑問を呈することもない。それは大きなことです。
学校のカフェテリアでは、小学生でも働くことができたり、屋内には入りヤードテーブルやプレイステーションなどもあったりします。修学旅行は、親は1円も出す必要がありません。
1日にだいたい5時間クラスがあって、宿題はほとんどありません。
それでも世界のトップクラスの学習成績です。
日本は学ぶことがたくさんありそうです。
Start by doing what’s necessary; then do what’s possible; and suddenly you are doing the impossible.
–Francis of Assisi